猪熊弦一郎が70歳を過ぎたころ、冬の間はハワイ、その他は東京を制作拠点としていたときの作品を取り上げた展覧会。丸や四角、面白い形をした顔や動物などを組み合わせたそれらの作品は、猪熊の物を見る鋭い目と優れた造形感覚による形の饗宴が繰り広げられている。さらに、いつ、どのような形が生まれ、それらがいかに組み合わせられたかを詳しく探ることで、楽しさに満ちた猪熊作品の魅力の根源に迫る。